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噛むことは生きること!健康寿命を延ばす「予防歯科」 | 神澤歯科医院|加須市加須駅で歯医者をお探しの方は【神澤歯科医院】まで

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予防, 予防歯科

噛むことは生きること!健康寿命を延ばす「予防歯科」

噛むことは生きること!健康寿命を延ばす「予防歯科」

こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

普段から「噛むこと」を意識して生活していますか?
私たちの1回の食事における食事時間と咀嚼(そしゃく)回数は、平均して約11分、620回とされています。
戦前は22分、1400回噛んでいたそうなので、食事の時間も噛む回数も大幅に減少していることがわかります。

(参考:農林水産省「ゆっくり食べる」より) >

「噛むことは生きること」ともいわれるほど、全身の健康にとって大切なことです。

しっかり噛むためには、

・健康な歯や歯周組織
・お口周りの筋力

が必要です。

 

けれども、年齢と共に歯を失う方の割合は大きくなり、お口周りの筋力も衰えていきます。
人生100年時代をしっかり噛めるお口とともに過ごせるように、今から予防歯科に取り組みましょう。

神澤 紀雄 院長
神澤 紀雄 院長

神澤 紀雄 院長

日本大学松戸歯学部 卒業

医院名:神澤歯科医院
所在地: 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41

歯の喪失数と噛む力の関係性

歯を失うと、噛み合うことができなくなり、噛む力は減少します。

65歳以上の8割が歯を失っている

2022年の歯科疾患実態調査では、歯を失った方の割合と1人あたりの平均喪失歯の本数ともに、前回調査時とくらべて、40歳以上で減少傾向にあります。
日本でも、歯を残すための「予防」に対する意識の高まりから、歯の喪失の状態は改善されているようです。
とはいっても、45歳以上では4割、65歳以上では8割以上の方が歯を失っています。
本数でいうと、65〜74歳では平均して6本、75歳〜84歳では11本の歯を失っているのです。

(参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」14p 表12喪失歯所有者率より) >

歯を失えば、必然的に噛む力は弱まります。
入れ歯・ブリッジ・インプラントなどで補えば、噛む力はある程度までは回復します。
けれども、天然の歯にかなうものはないのが現状です。

歯を失ったら噛む力はどうなる?

歯の保有数と咀嚼の状況を年齢階級別に示した国民健康・栄養調査によると、日本人の高齢者では歯の喪失が進んだ人が多く、「何でも噛んで食べることができる人」は70歳以上では3割ほどしかいないことが報告されています。

(参考:厚生労働省 eヘルスネット「速食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」図3」より) >

食べものをよく噛めないと、硬い食品を避けるようになりがちです。
特に、ミネラル・ビタミン・食物繊維などの摂取量が低くなり、栄養バランスが偏ります
また、しっかりかみ合っていない状態が続くと、歯並びに悪い影響を与えたり、頭痛や肩こりを引き起こしたりする恐れがあります。

「年をとったら歯が抜けるのは仕方ない」「歯を失ったら入れ歯をいれたらいい」と考えるのではなくて、できるだけ歯を多く残してしっかり噛める状態をキープしましょう。

お口は健康の入り口!咀嚼力と全身の健康の関係性

厚生労働省の検討会では、より健康的な生活を送るために「一口30回」噛む習慣をすすめる「噛ミング30(カミングサンマル)」運動を提唱しています。


(参考:厚生労働省 eヘルスネット「歯科保健と食育の在り方に関する検討会報告書(概要)「歯・口の健康と食育~噛ミング 30(カミングサンマル)を目指して~」」より) >

しっかりと噛める状態を維持することで、次のようなメリットがあります。

1.胃腸への負担を軽くする

お口の中で噛み砕いてから飲み込むことで胃や腸への負担が抑えられます。
また、しっかりと噛むことで消化酵素を含む唾液の分泌が促進されます。
唾液は、お口の中の乾燥を防ぎ、嚥下(えんげ)を円滑にするという役割もあるのです。

2.むし歯・歯周病・口臭の予防につながる

唾液には、

・食べ残しや細菌を洗い流す
・酸性になったお口の中を中性に戻す
・歯の表面から溶け出したカルシウムやリンを

3つの役割があり、むし歯予防に効果があります。
また、唾液には抗菌成分も含まれていますので、粘膜からの細菌感染を防ぐ効果も期待できます。

3.肥満を防止する

よく噛んで食べることは、肥満予防になるとされています。
なぜなら、よく噛むことで、満腹感を感じやすくなり、食欲が抑えられるからです。

4.脳へ刺激を与える

お口の周りにはさまざまな神経が通っていて、咀嚼や嚥下(えんげ)は脳からの指令で行われています。
同時に、食べものの感覚などの情報が脳に伝えられ、噛む力やスピードが調整されているのです。
つまり、咀嚼することで刺激や情報が脳に伝わり、脳が活性化します。

5.味覚が発達する

ゆっくり噛むことで唾液が多く分泌され、お口の中全体にいきわたり、味をしっかりと感じることができます。

6.発音がはっきりする

しっかり噛むことで、お口周りの筋肉が発達し、発音がはっきりします。
表情筋も鍛えられて、表情が豊かになります。

「予防」で噛めるお口を維持しましょう

では、噛めるお口を維持するためにどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
最近では、むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、ならないように「予防」する意識が高まっています。
むし歯や歯周病だけでなく、「噛む」「話す」といったお口の機能を維持するためにも、「予防」の考え方が大切です。
ここでは、噛めるお口を維持するために心がけていただきたいことを紹介します。

・定期検診・クリーニングに通う

健康なお口を作るためには、ご自身で行うセルフケアだけでは十分とはいえません。
定期的に歯科医院でお口のチェックを受けることで、ご自身では気付かなかったお口のトラブルを早期発見することが可能です。
定期的に通っていただくことで、お口の変化にも気付きやすくなり、患者さまお一人お一人の生活習慣やライフスタイルに合わせたケアをご提案できます。
ご家庭での歯磨きの方法や歯ブラシの選び方についても、アドバイスを行います。
しかしながら、毎日頑張って歯を磨いていても、磨き残しはあるものです。
歯科のクリーニングでは、歯磨きでは落としきれない汚れを、専門的な器具や薬剤を使用して取り除き、お口の中を清潔に保ち、さまざまなトラブルを予防します。

・歯を失ったままにしない

歯周病とむし歯は、歯を失う原因の第1位、2位の病気です。

(参考:厚生労働省 eヘルスネット 「歯の喪失の原因」より) >

できるだけ長く健康な状態で歯を維持できるように、お一人お一人のお口に合った予防ケアで、むし歯や歯周病にならないお口を作りましょう。
万が一、歯を失ってしまうことになれば、できるだけ早く補うことが大切です。
歯を失ったままにしていると、咀嚼力が落ちるだけでなく、できたスペースに周りの歯が倒れこみ、歯並び全体が悪くなる恐れがあります。
また、汚れがたまりやすくなり、衛生状態も悪くなりがちです。
そうなると、健康だった歯までも失うことになりかねませんので、入れ歯、ブリッジ、インプラントなど、ご自身に合う方法で歯を補いましょう。

・口腔トレーニングを習慣にする

年齢を重ねると、「噛む」「飲み込む」「唾液の分泌」などの機能が少しずつ低下します。
全身の病気が影響して、お口の機能が低下することもあります。
普段から歯ごたえのよいものを食事に取り入れるのがおすすめです。
また、顔や舌の体操、唾液腺マッサージも効果的です。

顔面体操

・しっかり目をつぶり、唇を横に引いて頬をあげる
・その後、口と目を思いっきりあける
・口を閉じて、頬を膨らませて、口を左右に動かす
この動きを繰り返すことでお顔周りの筋肉が鍛えられます。

舌体操

・口を開けて、舌を思いっきり出したり引っ込めたり左右に動かし、口の周りをなめるように回す
・口を閉じて、舌で上・下唇を内側から押したり、頬を押したりを繰り返す
舌をしっかりと動かすことで、唾液も出やすくなります。
舌がスムーズに動くようになると、発音にもよい影響がでます。

唾液腺マッサージ

・耳の横を後ろから前に向かってゆっくり回して耳下腺を刺激する
・両手の親指で、顎の真下をぐっと押して舌下腺を刺激する
・下顎の骨の内側のやわらかい部分を押して顎下腺を刺激する


(参考:厚生労働省 eヘルスネット 「健康高齢者の口腔ケア」より) >

神澤歯科医院と一緒に「予防」に取り組みましょう

加須市の「神澤歯科医院」は、お子さまからシニア世代の方まで、通いやすい歯医者です。
ひとことに予防といっても、年齢やお口の状態によって必要なケアは異なります。
まずはしっかりと患者さまのお話を聞いて、お口を診て、適切な治療をご提案しますのでまずは定期検診にお越しください。

駐車場は20台停められる広いスペースが確保されていて、駐車場から院内までは、スロープをご利用いただけるバリアフリー設計です。
車いすやベビーカーをご利用の方もスムーズにお入りいただけます。
東武伊勢崎線「加須」駅から徒歩2分と駅からも近く、電車での通院も便利です。
土曜は17時まで・平日は18時まで診療していますので、お仕事やご家族の都合に合わせて通院時間をお選びください(2023年12月現在)。

当院へのアクセスはこちらをご覧ください >

 

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