〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41
診療時間
9:00-13:00
14:30-18:00

:土曜日の診療時間は9:00~13:00、14:30~17:00となります。
休診日:木曜日・日曜日・祝日
臨時休診あり(詳しくはお電話下さい)
最終受付:18:00(土曜17:00)

【歯周病予防】健康な歯ぐきをつくる8つの習慣 | 神澤歯科医院|加須市加須駅で歯医者をお探しの方は【神澤歯科医院】まで

ブログ

コラム

Column

予防, 予防歯科

【歯周病予防】健康な歯ぐきをつくる8つの習慣

【歯周病予防】健康な歯ぐきをつくる8つの習慣

こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

皆さまは、毎日、鏡を見て歯ぐきのチェックをしていますか?
歯ぐきの状態は歯の健康と深く関係します
日本人の多くが抱えている歯周病は、歯ぐきに症状があらわれます。
ご自身の歯ぐきの状態をしっかりと把握して、健康な歯ぐきを維持することが、歯周病予防につながります。

神澤 紀雄 院長
神澤 紀雄 院長

神澤 紀雄 院長

日本大学松戸歯学部 卒業

医院名:神澤歯科医院
所在地: 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41

健康な歯ぐきとは?

私たちの歯や骨は、歯ぐきによって、食べものなどを噛むときの衝撃から守られています。
また、歯ぐきには、歯と密着することで、食べものや細菌が歯根の奥深くに入り込むことを防ぐ役割を持っています。

健康な歯ぐきの特徴

歯ぐきが健康か健康でないかは、目で見ればわかります。
健康な歯ぐきの特徴を紹介しますので、ご自身の歯ぐきはどうかチェックしてみましょう。


・淡いピンク色をしている
・歯と歯の間がシャープな三角形をしている
・歯磨きの際に出血しない
・歯ぐきが下がって歯の根が見えていない
・引き締まっていて弾力がある

歯ぐきが薄いピンク色をしていて、歯と歯ぐきの間にすき間がなく、尖った三角形をしているのが理想的な歯ぐきです。
指先で触れたときに、少し硬いくらいが、引き締まって弾力があることの証です。
また、ところどころに「スティップリング」とよばれるみかんの皮のような凸凹があれば、歯ぐきを形成するコラーゲン繊維が健全に保たれていて、ハリがあって健康な歯ぐきといえます。

このような歯ぐきには注意が必要です

反対に、歯ぐきが次のような状態になっている場合は、歯ぐきが炎症している可能性が高いので、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

・赤紫や赤黒い色をしている
・腫れてブヨブヨしている
・わずかな刺激で出血する

歯肉炎が発症していても、痛みや違和感を感じないケースもあります。
そのままにしていると、段階的に進行するため、ご自身のセルフチェックが重要なのです。

歯ぐきの炎症「歯肉炎」は早期発見・早期治療が大切です

歯周病という病名を聞いたことがある方は多くいらっしゃるでしょう。
歯肉炎は軽度の歯周病のことです。

歯肉炎とは

「歯肉炎」とは、歯ぐきに炎症が起きている状態です。
歯ぐきが赤く腫れ、歯磨きをしたときや硬いものを食べたときに、出血することがあります。
そのままにしていると、「歯周炎」となり、最終的に歯を支えている骨を溶かし、歯が抜け落ちることになるのです。
2022年の歯科疾患実態調査では、10歳以上44.9%の方が「歯ぐきから出血する」と回答しています。

(参考:厚生労働省 「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」より) >

なかには、無自覚のまま歯肉炎を発症しているケースもあり、歯ぐきにトラブルを抱えている方は非常に多いことがわかります。

歯肉炎が起きる原因

歯ぐきが炎症を起こす理由はさまざまで、患者さまによって異なります。
主な原因として

・溜まった歯垢
・ドライマウス
・生活習慣

などがあげられます。

歯肉炎の直接の原因はプラーク(歯垢)です。
歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目などに残った食べかすや汚れをエサにして、細菌が増殖し、プラークとなります。
プラークの中にいる細菌が生み出す毒素や酵素が歯ぐきを刺激して、歯ぐきの腫れや、出血を引き起こすのです。
そのため、歯並びが悪い部分や、被せ物や詰め物に異常がある部分には、特に注意が必要です。

また、細菌を増殖させる原因となる、「ドライマウス」にも気を付けましょう。
「ドライマウス」は唾液の分泌量が減少して、お口の中が乾燥している状態のことです。
唾液腺そのものに問題があるケースや、全身の疾患、薬物およびストレスや緊張が原因となっていることもあります。
唾液には、お口の中の汚れを洗い流す役割があるので、唾液の分泌量が減ることは、お口の中で細菌が増殖しやすい環境を作ることになるのです。
他にも、疲れが溜まっているときや、体内の免疫力が低下しているときにも、歯ぐきが腫れたり出血したりといったことが起こります。
歯ぐきを健康な状態にキープするためには、食生活・睡眠などの生活習慣を見直すことが大切です。

健康な歯ぐきをつくる8つの習慣

健康な歯ぐきを作るためには、適切な習慣を、毎日積み重ねることが大切です。

1.しっかりと歯を磨く

毎日の歯磨きは、健康なお口作りの基本です。
「食べたら磨く」を徹底し、お口の中に食べカスを残さないようにしましょう。
また、寝る前の歯磨きは、念入りに時間をかけて行うようにしてください。
夜眠っている間は、唾液の分泌量が低下し、お口の中で細菌が繁殖しやすくなります。
そうなると、歯ぐきの炎症が起こる可能性が高くなるので、寝る前の歯磨きは、丁寧に行うことが大切なのです。

2.デンタルフロス、歯間ブラシを活用する

歯ブラシ1本だけでは、お口の中の汚れをすべて落とすことは難しく、歯垢の6割ほどしか落とせてないことがわかっています。
特に、歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れがたまりやすい部分です。
歯と歯の間にたまった歯垢は、歯肉炎の直接的な原因となるため、しっかりと汚れを落とすことが大切です。

歯間ブラシと併用することで95%、デンタルフロスでは88%まで除去率を高めることが可能になります。
しかしながら、2022年の歯科疾患実態調査によると、デンタルフロスや歯間ブラシを用いた歯間部清掃を行っている方は全体の50.9%にとどまっているのが現状です。

(参考:三重県・三重県歯科医師会 「歯間ブラシデンタルフロスを使いましょう」より) >


(参考:厚生労働省 「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」より) >

当院では、患者さまお一人お一人に適したデンタルケア製品をアドバイスしますので、選び方や使い方など、どのようなことでもご相談ください。

3.歯と歯ぐきの境目の磨き方をマスターする

歯肉炎を予防するために、注意して磨いていただきたいのが、歯と歯ぐきの境目です。
歯と歯ぐきの境目には段差があるので、歯垢がたまりやすいという特徴があります。
歯と歯ぐきの境目に45度の角度で、歯ブラシを当てて、歯と歯ぐきの間に毛先を入れて、掻き出すように磨くのがポイントです。
強い力でゴシゴシ磨くと、歯ぐきが下がってしまう恐れがありますので、細かく動かしながら軽い力で磨いてください。
当院では、適切な磨き方についても、お一人お一人に合わせてアドバイスしています。

4.定期的に歯科のクリーニングを受ける

2022年の調査では、毎日歯を磨く方の割合は97.4%、毎日2回以上磨く方は79.2%と、歯磨き習慣が定着しているといえます。


(参考:厚生労働省 「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」より) >

しかしながら、むし歯や歯周病にかかる方は多く、歯磨きだけでは予防しきれないということがわかります。
お口を清潔に維持するためには、毎日の歯磨きだけでなく、歯科のクリーニングを定期的に受けることが効果的です。
専門の薬剤や機器を使用して、歯磨きでは落とせない汚れを除去するのが、歯科のクリーニングです。

当院では、お口の状態に合わせて、

・クリーニング
・PMTC
・スケーリング

を行います。

患者さまごとに、適切な間隔でのクリーニングをご提案しますので、忘れずにご来院ください。

当院の予防・クリーニングについて詳しくはこちらをご覧ください >

5.口呼吸をしないようにする

無意識のうちにお口で呼吸していることはありませんか。
口呼吸によって歯ぐきが乾燥すると、唾液による自浄作用が低下し、歯肉炎を引き起こすリスクが高くなるため、できるだけ早く改善しましょう。
歯並びが原因で口呼吸になっているときは、矯正治療をご提案することがあります。
また、口周りの筋肉を鍛えたり、口呼吸を改善するテープを貼ったりすることで、症状の改善をめざします。

6.しっかり噛む

食事の際は、「1口30回」を目安に、しっかり噛むことを意識してください。

(参考:厚生労働省 「歯科保健と食育の在り方に関する検討会報告書」より) >

しっかりと噛むことで、唾液の分泌が促されます。
唾液には、食べカスや細菌を洗い流す自浄作用や、細菌の働きを抑える抗菌作用があり、歯肉炎予防に効果的です。
食後にガムを噛んだり、噛み応えのある食品を意識的に選んだりすることで、噛む習慣が身につきます。

7.喫煙習慣を見直す

タバコに含まれているタールは、粘着質があり、歯肉炎の原因となるプラークが歯の表面に付着しやすくなる状態を作り出します。
また、ビタミンCを壊すことで、歯ぐきを生成しているコラーゲンが思うように作られなくなります。
さらに、有害物質がお口の中だけでなく、全身に入り込み、体内の抵抗力や免疫力を低下させて、歯肉炎が進行することにもなるのです。

8.歯ぎしりや食いしばりに気を付ける

歯ぎしりや食いしばりは、体重の倍以上の強い力が歯や歯ぐきにかかります。
歯が強い力で揺さぶられることで、少しずつ歯ぐきが下がり、歯ぎしりを繰り返しているうちに、歯ぐきや組織に炎症が起こることになるのです。
無意識のうちに行っているケースが多いので、周りの人に指摘されたら、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

歯ぐきを健康に保って歯周病を予防しましょう

加須市の「神澤歯科医院」では、専門的なクリーニングに加えて、セルフケアのアドバイスも行いながら、健康な歯ぐき作りをサポートしています。
東武伊勢崎線「加須」駅から徒歩2分と駅から近く、お車をご利用の方には、20台停められる広い駐車場をご用意しています。
土曜も17時まで診療していますので、休日など、ライフスタイルに合わせてご来院ください。
歯ぐきケアは、お口の健康維持のために必要ですので、気になることがなくても、まずは歯ぐきのチェックにお越しください。

当院へのアクセスはこちらをご覧ください >