こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

「歯を失ったままにしている」「入れ歯が合わなくてしっかり噛めない」といったお悩みはありませんか？
歯を失っても、天然の歯のようにしっかり噛みたい方には、インプラント治療がおすすめです。
噛み心地だけではなく、見た目や耐久性など、インプラントにはさまざまなメリットがあります。

しかしながら、インプラントは外科手術が必要です。
手術を成功させるために、手術の前後に気を付けていただきたいことが、いくつかあります。
とはいっても、特別難しいことではありません。
今回は、手術後の経過をよくするための過ごし方について、お話しします。

神澤 紀雄　院長

神澤 紀雄　院長

日本大学松戸歯学部 卒業

医院名：神澤歯科医院
所在地： 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町７−４１

インプラント治療の経過をよくするための過ごし方について

インプラント手術自体は、埋入するインプラントの本数にもよりますが、1〜2本なら1時間ほどで終わるのが一般的です。
麻酔をかけて行うので、手術中に痛みを感じることはほとんどないでしょう。
入院の必要もなく、その日のうちにお帰りいただけます。

インプラント手術前日の過ごし方

手術前日までは、普段通りの生活を心がけましょう。
体調を崩さないように、健康管理をしていただくことが大切です。
前日はゆっくりと湯船につかって、お早めにお休みください。
睡眠不足や疲れが溜まった状態で麻酔を行うと、気分が悪くなることがあります。
アルコールは、翌日に残らないように、量に気を付けましょう。

万が一、風邪を引いてしまった場合やお薬を服用した場合は、ご相談ください。
鼻水や咳がひどければ、手術中にお口を開けているのがつらくなる可能性があるため、状態によっては治療の延期をご提案します。
インプラント治療が成功して、食事や会話を楽しめる毎日をイメージしながら、ゆっくりとお過ごしいただくのがいいでしょう。
不安をなくしてリラックスした状態で当日を迎えられるように、わからないことがあればどのようなことでも、ご質問ください。

インプラント手術当日の過ごし方

インプラント手術当日は、手術の2〜3時間までに食事を済ませましょう。
食後はしっかりと歯磨きをしてから、ご来院ください。
身体をしめつけないような、ゆったりとした服装がおすすめです。
また、手術中はお顔を消毒したり、爪で健康状態を確認したりしますので、化粧やネイルは落としておきましょう。
ご来院には、公共交通機関やタクシーをご利用ください。
麻酔の効き方には個人差があり、しばらくふらつく方もいらっしゃるからです。
手術後は麻酔が切れたのを確認してから、お帰りいただきます。
傷口がふさがっていない状態で、血行がよくなることをすると傷口が開く可能性がありますので、当日は湯船にはつからず、シャワーのみですませましょう。
血のにおいが気になって、ブクブクうがいをする方がいらっしゃいますが、うがいをしても血は止まらないどころか、逆効果になる恐れがあります。
ゆっくりと安静にお過ごしください。

インプラント手術翌日の過ごし方

手術後の数日間は、患部を刺激しないように過ごしましょう。

・アルコールの摂取
・長時間の入浴
・激しい運動

これらは、血行を活発にし、出血の原因になるため控えるほうがいいでしょう。
食事や歯磨きの際は、患部に当たらないように注意することが大切です。
患部が気になっても、指や舌で触らないようにしてください。
処方されたお薬は、最後まで飲み切ってくださいね。
痛みや腫れは数日でおさまりますが、ひどくなるようであれば、歯科を受診しましょう。

インプラント手術後の食事の取り方について

しっかり噛みたいというご要望から、インプラント治療を受ける方も多くいらっしゃるでしょう。
インプラント手術が終われば、すぐになんでも食べられるわけではありません。
インプラント治療が成功して、食事を楽しめるようになるまで、次のことに気を付けましょう。

手術直後の食事で気を付けたいこと

手術後は麻酔が切れたのを確認してから、食事を始めてください。
麻酔が切れていない状態で食べてしまうと、食事の温度がわからずにやけどしてしまったり、お口の中を傷つけたりする恐れがあるからです。
手術後の食事は、やわらかいものから始めましょう。

・おかゆ
・煮込んだうどん
・野菜スープ
・ゼリー飲料
・ヨーグルト

このような、食べやすいものをお選びください。
レトルト食品でもかまいませんので、事前に用意しておくことをおすすめします。
できるだけ手術した方とは逆の方で噛むなど、患部を刺激しないように注意しながら食べるといいですね。
アルコールや炭酸飲料は、患部を刺激する恐れがあるので、術後しばらくは控えておきましょう。
香辛料が含まれる食べ物や飲み物も、血行を促進することで出血につながる恐れがあります。
傷口が回復したら、徐々に普段通りの食事に戻していきましょう。

インプラントが安定するまでの食事で気を付けたいこと

個人差はありますが、インプラントと骨が結合するまでに、3〜6ヶ月ほどかかります。
その間は、おせんべいやナッツ類、スルメやフランスパンなどの硬い食べ物を避けた方がいいでしょう。
ソフトキャンディやお餅のように、粘着性のあるものにも注意が必要です。
インプラントと骨が結合されたことが確認されたら、どのようなものでも気にせず食べていただけるようになります。

経過をよくするために積極的に摂りたい栄養素

インプラント手術前後は、インプラントと骨の結合を促すためにも、次の栄養素を積極的に摂るのがおすすめです。

・タンパク質
・カルシウム
・ビタミン
・亜鉛

肉類や魚介類に含まれている良質なタンパク質は、傷口の回復を促す効果が期待されますので、いつもよりも多めに摂りたい栄養素の一つです。
また、骨や歯の主成分であるカルシウムも、積極的に摂りましょう。
カルシウムは、乳製品・小魚・海藻・青菜などに含まれています。
鮭・卵・きのこ類に含まれているビタミンDと一緒に摂ることで、吸収率が上がりますので、献立の参考にしてください。
ほかにも、ビタミンは、粘膜の生成や免疫機能の向上に効果があります。
亜鉛は、皮膚細胞の再生を早めたり、皮膚を強くしたりする働きがありますので、積極的に摂りたい栄養素です。
亜鉛は、魚介類・肉類・種実類・穀類などに含まれていて、ビタミンCや動物性タンパク質を一緒に摂ると、亜鉛の吸収率が上がるといわれています。
このように、さまざまな栄養を摂ることが大切ですので、バランスのよい食事を心がけてください。

インプラント手術前後は禁煙しましょう～喫煙のリスクについて～

インプラント治療を始める前に、喫煙との関係性をご理解いただく必要があります。
喫煙している方は、喫煙の習慣がない方とくらべて、インプラント治療におけるリスクが高まるからです。
タバコに含まれているニコチンは、骨の代謝を妨げる可能性があります。
そのため、インプラントと骨の結合が阻害され、インプラントの定着に時間がかかるのです。
また、ニコチンには、血管を収縮させる作用があります。
血管が収縮してしまうと、傷口の回復に必要な酸素や栄養素を送り届けることが難しくなります。
また、インプラントが無事に結合したとしても、喫煙を続けていると、インプラント周囲炎になるリスクが高まります。
インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が炎症をおこし、最終的にインプラントの脱落を招く病気です。
喫煙習慣がある方は、ニコチンなどの作用で免疫機能が低下し、細菌感染症になりやすいのが特徴です。
せっかく時間とお金をかけてインプラント治療を行うのですから、できるだけ長く快適にお使いいただけるように、喫煙習慣の見直しをおすすめします。

（参考：厚生労働省 「歯科インプラント治療のための Q&A」より） >

インプラント治療に関するご相談は神澤歯科医院まで

インプラント治療が完了すれば、どのようなものでもおいしく食べられるようになります。
今までガマンしていたお肉やおせんべいも、気にせず食べていただけます。
食事だけでなく、発音もスムーズに行えるようになり、会話も楽しめるようになるでしょう。
入れ歯のように金具が目立つといったこともありませんので、思いっきり笑うこともできますよ。

当院では、治療をスムーズに進めるために、丁寧なカウンセリングを行っています。
痛みに弱い方や不安感が強い方には、麻酔専門医による「局所麻酔」と「静脈内鎮静法」を用いてインプラント手術を行います。
「静脈内鎮静法」は、点滴で麻酔液を注入することで、中枢神経の働きを鈍らせて、ウトウトした状態にする麻酔です。
わずかですが意識はありますので、リラックスした状態で治療を行うことができます。
恐怖心や緊張感を和らげる効果に加えて、時間を把握する感覚も鈍くなるため、「気が付くと手術が終わっていた」と感じていただけることも。
患者さまのお悩みや生活スタイルをしっかりとおうかがいして、お一人お一人に必要なサポートを行っていますので、インプラントに関心がある方は、まずは当院にご相談ください。

加須市の「神澤歯科医院」では、毎週水曜日・日曜日には、日本口腔インプラント学会 インプラント専門医が診療を担当しています。
無料相談会も行っておりますので、お気軽にご来院ください。
東武伊勢崎線「加須」駅から徒歩2分と駅から近く、電車でのご来院が便利です。
お車でお越しの方は、20台停められる広い駐車場をご用意していますので、ご利用ください。

当院の予防・クリーニングについて詳しくはこちらをご覧ください >