親知らずの抜歯

親知らずは、奥歯の一番奥に生えてくる永久歯です。10代後半ころから生えてくる方が多く、「第3大臼歯」というのが正式な名前です。
まっすぐきれいに生えてくると問題ないのですが、斜めや横向きに生えて周りの歯に影響を与えることもあり、トラブルの多い歯といえます。また、歯ブラシが届きにくいので、むし歯のリスクが高く、歯ぐきの炎症を頻発するケースもあります。
「親知らず」が生えているからといって、必ずしも抜歯の必要はありませんが、痛みが出る前に歯科医院でお口のチェックを行うようにしましょう。

個人差がありますが、永久歯は15歳くらいで生え揃います。そのあと、10代後半から20代前半にかけて、第2大臼歯の奥に親知らず（第3大臼歯）が生えてきます。
中には歯ぐきに埋まったまま生えてこない方、そもそも存在していない方などもいらっしゃいますが、上下左右に1本ずつ生えてくるのが一般的です。

親知らずで抜歯をおすすめしているのは、隣合う歯に影響を与えている場合や、むし歯や歯周病のリスクが高くなった場合です。抜歯をした方がよいと診断された場合、できるだけ早く抜いたほうが、抜歯後の痛みや腫れが軽減できる傾向にあります。

横向きや斜めに生えている、歯ぐきに半分埋まっているなどのケースは抜歯の難易度が高くなります。生え方によっては、連携している歯科医院を紹介する場合もございます。