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歯周病で歯を失わないためにできること~セルフチェックとプラークコントロール~ | 神澤歯科医院|加須市加須駅で歯医者をお探しの方は【神澤歯科医院】まで

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コラム

Column

歯周病

歯周病で歯を失わないためにできること~セルフチェックとプラークコントロール~

歯周病で歯を失わないためにできること~セルフチェックとプラークコントロール~

こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

お口に違和感はありませんか?
日本では、成人の8割が歯周病を抱えているといわれています。
年齢や性別に関係なく、いつ誰が発症してもおかしくありません。

歯周病は、進行すると歯を失う恐れがあります。
歯は一度失うと、二度と元には戻りません。

また、全身の健康にも悪い影響を及ぼすこともわかっています。
お口と全身の健康を維持するためにも、適切なケアで歯周病を予防しましょう。
といっても、歯周病はサイレントキラーとよばれていて、気が付かないうちに静かに進行するという特徴があります。
歯周病をできるだけ早く発見し、歯を守るためには、ご自身のセルフチェックが大切です。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット‐歯周疾患の有病状況 より)

神澤 紀雄 院長
神澤 紀雄 院長

神澤 紀雄 院長

日本大学松戸歯学部 卒業

医院名:神澤歯科医院
所在地: 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41

歯周病セルフチェックをしてみましょう

歯磨きをするときや鏡をみるときに、次の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

・朝起きると、口の中がネバネバしている
・歯を磨くと歯ぐきから出血する
・硬いものが噛みにくい
・口臭がひどくなった
・歯ぐきが赤みをおびていたり腫れていたりする
・歯ぐきが下がって歯が伸びたように見える

ひとつでも当てはまるものがあれば、歯周病にかかっている可能性があります。
歯周病は早期発見が大切です。
お口の違和感はそのままにせずに、お気軽にご相談ください。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット‐歯周疾患の自覚症状とセルフチェック より)

歯周病とは

歯周病は、お口の中にある細菌が原因で起こる感染症です。
細菌の集まりが歯垢(プラーク)となり、毒素を排出し、歯の周りに炎症を起こします。
プラークは数日で歯石へと変化し、歯石となると歯磨きでは取り除くことはできません。
そして、歯垢や歯石は、歯周ポケットとよばれる歯と歯ぐきの間の溝にたまります。
歯周病菌は酸素を嫌うため、奥の方へと潜り込む性質があります。
そのため、歯周病の進行に伴って、歯周ポケットは深くなり、最終的には歯を支えている骨を溶かすのです。

歯周病になりやすい人

歯周病になりやすい人には特徴があります。

・40代以上の方
・喫煙の習慣がある方
・妊娠中の方
・糖尿病にかかっている方
・磨き残しの多い方

歯周病は、年齢とともに発症率が上がります。
事実、45歳以上では、半数以上の方に、歯周ポケットの深さが4㎜以上という歯周病の症状がみられます。

ただし、若い方でも歯周病を発症することはありますので、注意が必要です。
歯周病は、年齢だけでなく、日々の生活習慣やストレスにも影響を受けるとされています。
歯周病を予防するには、規則正しい生活を心がけて、毎日しっかり歯を磨きましょう。

他にも、糖尿病の合併症として、歯周病を発症することがあります。
また、妊娠中の女性は女性ホルモンの分泌が活発になり、歯周病菌が増殖しやすい状態となるため、注意が必要です。
いつ誰がなってもおかしくない病気ですが、リスクの高い人は特に気を付けて、しっかりと予防しましょう。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット‐歯周疾患の有病状況 より)

歯周病が全身の健康に及ぼす影響

歯周病はお口の中だけの病気ではありません。
毒素が歯ぐきの血管に入り込み、全身にまわることで、さまざまな病気を引き起こしたり悪化させる原因となります。

・糖尿病
・心疾患
・脳疾患
・誤嚥性(ごえんせい)肺炎
・早産、低体重児出産
・骨粗鬆症

などの病気と、深い関係があるとされています。
特に、糖尿病とは、お互いに影響を与え合います。
血管に入り込んだ炎症性物質がインスリンの働きを弱めるため、糖尿病になりやすくなるのです。

他にも、炎症性物質が血管につまり、血液の流れを悪くすることで、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります。
シニア世代は、誤嚥性(ごえんせい)肺炎に注意しなければいけません。
命にかかわる病気や生活の質を著しく低下させる病気が多くありますので、セルフチェックでの早期発見が非常に重要です。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット‐口腔の健康状態と全身的な健康状態の関連 より)

歯周病予防に効果的!プラークコントロールとは

歯周病の原因は歯の表面に付着している歯垢(プラーク)です。
原因となるプラークをお口の中から取り除いて、再付着しないように整えることで、プラークの量をコントロールするのが「プラークコントロール」です。
プラークはネバネバしているので、うがいだけでは落とすことができません。
丁寧な歯磨きでプラークを効果的に除去することが大切です。
ただ、歯ブラシではすべての汚れを落とすことはできません。
そのため、プロのアドバイスを聞きながら歯磨きを見直したり、専門的なクリーニングで歯磨きでは取り切れなかった汚れを落としたりする「プロケア」を併用しながらプラークをコントロールしましょう。

歯医者で行うプラークコントロール

歯科には気になることがなくても、2〜3ヶ月に1度のペースでお越しください。
ご来院いただいたら、お口の中をチェックします。
その後で、お口の状態に合わせて、専門のクリーニングでお口の中をキレイにします。

・クリーニング

歯科のクリーニングでは、専用の薬剤や器具を使って、歯の表面の汚れや色素を取り除きます。
お口がスッキリして、気持ちいいと感じていただけます。

・PMTC

「PMTC」とはProfessional Mechanical Tooth Cleaningを略したものです。
プロが行う専門的な機器を使った歯のクリーニングを意味します。
クリーニングとの違いは、歯の表面についた汚れやバイオフィルムを取り除いた後で、歯の表面を研磨剤で磨き上げる点です。
歯の表面が滑らかになり、歯垢を付きにくくします。

・スケーリング(歯石除去)

プラークは時間が経つと歯石に変化します。
歯石は表面がザラザラしているので、歯垢が付着しやすくなり、プラークの温床となります
歯石は通常の歯磨きでは落とすことができないため、歯科医院でのみ使用できる器具「スケーラー」を使用して、歯石を取り除くのがスケーリングです。
歯の表面や歯根に付着した歯石を、削ったり砕いたりしながら、丁寧に落とします。

・ブラッシング指導

お口がキレイになったら、その状態をできるだけ長く維持できるように、歯磨きの方法をアドバイスします。
お口の中がお一人お一人で違うように、磨き方も異なるのは当然のことです。
当院では、歯科衛生士が患者さまのお口をしっかりと把握し、お口の健康管理をサポートします。
効果的な磨き方はもちろんですが、歯ブラシ・補助用具・歯磨き粉など、デンタルケア製品の選び方もアドバイスしますので、毎日の歯磨きに取り入れましょう。
また、歯周病予防には、生活習慣の見直しも大切です。
歯周病になった原因をしっかりと特定し、根本的に解決できるように、お一人お一人に合わせた方法をご提案します。

自宅で行うプラークコントロール

定期的なプロケアだけでは、お口を清潔に保つことは困難です。
毎日行うセルフケアが非常に重要です。

・歯磨きの精度を高める

プラークコントロールの基本は毎日の歯磨きです。
歯科医院で教わったブラッシング方法で、毎日しっかりと歯を磨き、プラークが溜まりにくいお口を作りましょう。
プラークがたまりやすいのは、歯ブラシが届きにくい歯と歯ぐきの境目・歯と歯の間などです。
特に、歯と歯ぐきの間に溜まったプラークは、歯ぐきの炎症を引き起こします。
しっかりと毛先を当てて、軽く動かしながら磨きましょう。
歯と歯の間のプラークは、歯ブラシだけでは6割程度しか落とせないことがわかっています。
効果的に汚れを落とすためにも、デンタルフロスや歯間ブラシを積極的に活用しましょう。
また、歯磨きのタイミングも重要です。
「食べたら磨く」を徹底してください。
就寝中は唾液の分泌量が減り、細菌が活発に働くので、寝る前の歯磨きは特に丁寧に行いましょう。
(出典:日本歯科医師会‐「歯の学校」 WEBで学ぶ、歯と口の健康。なぜ?なに?歯医者さんより)

・生活習慣を見直す

持病やストレスなどで、免疫力が低下すると、唾液が出にくくなり、お口の中が不健康になり、その結果、歯周病を発症したり、進行を早めたりする可能性があります。
規則正しい生活で、体調を整えておくことも、プラークコントロールにつながるのです。
また、喫煙習慣も歯周病リスクを高めます。
タバコに含まれているニコチンが、血管を収縮させるので、歯ぐきに十分な酸素が行き届かなくなります。
酸素を嫌う歯周病菌にとって好条件となり、プラークが増殖し、歯周病が悪化するのです。
喫煙していると、歯周病治療を行っても、思うような効果を得られないケースが多くみられます。
歯周病予防には、禁煙がおすすめです。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット‐喫煙と歯周病の関係より)

お一人お一人に合わせたプラークコントロールで歯周病予防

神澤歯科医院では、丁寧なカウンセリングでお一人お一人に適したプラークコントロールの方法をご提案します。
お口の状態だけではなく、年齢やライフスタイルに合ったケアで効果的に歯周病を予防します。
いつまでも健康的に毎日を過ごすためには、ご自身の歯を1本でも多く残すことが大切です。
歯周病で歯を失うことがないように、セルフチェックとプラークコントロールを実践しましょう。

東武伊勢崎線 加須駅から徒歩2分のところにある「神澤歯科医院」は電車で通いやすい歯医者です。
駐車場は20台分完備していますので、お車での通院も便利です。
土曜は17時、平日は18時半まで診療していますので、仕事帰りに立ち寄っていただくことも、お休みの日をご利用いただくこともできます。
来院予約はインターネットでも受け付けていますので、ご利用ください。


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