【加須市の小児歯科】むし歯を予防する仕上げ磨きのポイント~何歳まで続ける?~
こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。
子どもの歯をむし歯から守るために欠かせないのが、保護者の方による「仕上げ磨き」です。
毎日仕上げ磨きを続けている方の中には、「いつまで続けたらよいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、仕上げ磨きが必要な期間や年齢別のポイント、スムーズに行うための工夫についてご紹介します。
神澤 紀雄 院長
日本大学松戸歯学部 卒業医院名:神澤歯科医院
所在地: 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41
仕上げ磨きを続ける目安は永久歯が生えそろうまで

仕上げ磨きは、乳歯が生えはじめた時期はもちろん、永久歯に生えかわる時期にも重要なケアです。
お子さまの大切な歯をむし歯から守るためには、保護者の方のサポートが欠かせません。
乳歯のむし歯と仕上げ磨きの役割
乳歯は永久歯にくらべて歯の表面のエナメル質が薄く、むし歯になりやすい特徴があります。
乳歯のむし歯は症状の進行が早く、気づいたときには重症化していることもめずらしくありません。
また、生えたばかりの歯の表面は十分に硬くなっておらず、むし歯のリスクが高いこともわかっています。
歯の表面が十分に硬くなるまでには、2~4年程度かかるため、永久歯に生えかわる時期のむし歯にも注意が必要です。
(参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「子供のむし歯の特徴と有病状況」より)>
子どもが自分で歯を磨くだけでは、どうしても汚れが残りやすく、特に、見えにくい奥歯の溝などには歯垢(プラーク)がたまりやすい傾向があります。
仕上げ磨きは、こうした磨き残しを防ぎ、お口の中を清潔に保つために欠かせないケアです。
さらに、仕上げ磨きを通して「歯の健康を意識する」力を自然に育むことができます。
仕上げ磨きは、単なるサポートではなく、お子さまのお口の健康を考える大切なコミュニケーションの時間でもあるのです。
仕上げ磨きが必要な時期
歯が生えはじめるまでは、ガーゼなどでお口の中をぬぐってあげましょう。歯が生えてきたら徐々に仕上げ磨きに移行します。
最初の乳歯が生えはじめる時期は、生後6~8ヶ月ごろが目安です。
6歳前後から乳歯が抜けて永久歯が生えはじめますが、この時期は歯並びがデコボコになることで、歯ブラシの毛先が届きにくい箇所が増えます。
特に磨き残しが増えやすい時期ですので、歯磨きのチェックと仕上げ磨きによるサポートをしっかり行いましょう。
お子さまごとに個人差はありますが、永久歯が生えそろう12歳ごろまで仕上げ磨きを続けることが推奨されています。
子どもが成長するにつれて、「自分で磨きたい」気持ちも尊重しつつ、仕上げ磨きを補助的に行うことが理想的です。
【年齢別】仕上げ磨きのポイント
子どもの年齢によって、歯の生え方やお口の環境は大きく変化します。
ここからは、年齢別の仕上げ磨きのポイントを見てみましょう。
乳歯の生えはじめ~2歳ごろ

最初の乳歯が顔をのぞかせたら、仕上げ磨きのスタートです。
はじめのころは、「歯磨きに慣れること」を目標にしましょう。
赤ちゃんのころから、口元に触れるスキンシップをしておくことで、歯磨きへの抵抗感を減らす効果が期待できます。
歯ブラシは毛先がやわらかく、ヘッドが小さめのものを選んでください。
歯ブラシをやさしい力で小刻みに動かし、1本ずつ丁寧に磨きましょう。
上唇の裏には、上唇小帯(じょうしんしょうたい)という太いスジがあり、歯ブラシが引っかかると痛みの原因になります。
上の前歯を磨く際には、このスジを人差し指で覆い隠して磨くことがポイントです。
3~5歳ごろ

3歳を過ぎると、自分で歯ブラシを持って磨けるようになりますが、お子さまだけの歯磨きでは不十分です。
お子さまが自分で磨いたあとに、保護者の方が磨き残し部分を丁寧に磨いてください。
お子さまが使う歯ブラシは持ち手が短いものを選び、仕上げ磨きには持ち手の長いものを別で用意するとよいでしょう。
また、4歳ごろから乳歯が移動しはじめることで、歯と歯の間が狭くなります。
歯と歯の間に汚れがたまるとむし歯のリスクが増加するため、3歳ごろを目安に少しずつデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることが大切です。
6歳ごろ~永久歯が生えそろうまで

最初に生える永久歯「第一大臼歯(6歳臼歯)」は、むし歯になりやすい代表的な歯で、生えてから1~2年がむし歯になりやすい時期です。
子どものむし歯の8割以上が、奥歯の溝から発生するといわれています。
(参照:J-STAGE|小児歯科学雑誌「二種のシーラントの保持率と齲蝕予防効果」p209より)>
(参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「子供のむし歯の特徴と有病状況」より)>
奥歯は歯ブラシの毛先が届きにくいため、仕上げ磨きの際は汚れをかき出すように磨きましょう。
また、乳歯と永久歯が混在する時期は、歯並びがデコボコになることで、汚れがたまりやすくなります。
むし歯を予防するためには、歯並びにあわせて歯ブラシの毛先を縦に当てたり、斜めにしたりする工夫が必要です。
永久歯が生えそろう12歳前後になると、仕上げ磨きに抵抗感を示すお子さまもいらっしゃるでしょう。
「寝る前だけは仕上げ磨きをする」「週末だけ歯磨きをチェックする」といった形で、年齢や生活リズムにあわせて柔軟に継続することが大切です。
仕上げ磨きをスムーズに行うコツ

仕上げ磨きをスムーズに行うための3つのコツをご紹介します。
【コツ1】仕上げ磨きの姿勢を工夫する
子どもの年齢に応じて、仕上げ磨きの姿勢を工夫しましょう。
お子さまが小さいうちは、お子さまの頭を保護者のひざの上に乗せるように寝かせると、お口の中が見やすくなります。
立った状態で磨くことができる年齢になったら、お子さまの背後にまわり、お腹や脇で頭を固定する姿勢がおすすめです。
【コツ2】軽い力で磨く
力を入れすぎて磨くと、歯ぐきを傷つけたり、痛みを感じさせてしまったりします。
歯ブラシは鉛筆のように持ち、軽い力で小刻みに動かすようにしましょう。
【コツ3】歯を磨く順番を決める
毎回の仕上げ磨きをスムーズに行うためには、磨く順番を決めておくことが有効です。
順番を固定することで、磨き残しを防ぎやすくなります。
【コツ4】仕上げ磨きを楽しむ工夫
仕上げ磨きの時間が楽しくなるように、次のような工夫を取り入れてみてください。
・子どもが好きなキャラクターの歯ブラシを選ぶ
・音楽をかけながら歯を磨く
・歯磨きがテーマの絵本を読む
子どもにとって楽しい時間であればあるほど、仕上げ磨きが自然と習慣化します。
毎日の歯磨きを、お子さまとの楽しいコミュニケーションに活用しましょう。
定期的な歯科検診でむし歯ゼロ

むし歯を予防するためには、毎日の歯磨きや仕上げ磨きに加えて、定期的に歯科検診を受けることが重要です。
歯のクリーニング
家庭での歯磨きでは、どうしても細かい部分に磨き残しが生じます。
歯科医院で行うクリーニングでは、専用の器具を使って歯垢(プラーク)や歯石を徹底的に取り除くことが可能です。
仕上げ磨きを丁寧に行っていても、少しずつ落としきれなかった汚れが蓄積するため、定期的な歯科検診が欠かせません。
フッ素塗布
フッ素塗布で使用するフッ化物には、歯質を強化し、むし歯菌の活動を抑制する効果があります。
また、歯の再石灰化を促すことで、初期のむし歯を修復する効果も期待できるのです。
乳歯や生えたばかりの歯は、特に歯質がやわらかいため、フッ化塗布によるむし歯予防が有用といえます。
年に2回以上、定期的にフッ素塗布を継続することで、乳歯のむし歯を半減させたという報告もあるのです。
(参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~「フッ化物歯面塗布」より)>
シーラント
シーラントは、奥歯の深い溝を歯科用プラスチックで埋め、むし歯菌や汚れが入り込むのを予防する方法です。
子どものむし歯の多くは奥歯の溝に発生するため、高いむし歯予防効果が期待できます。
シーラントは、処置後少しずつ摩耗しますので、定期検診の際に状態を確認することが大切です。
必要に応じて再度処置を行えば、予防効果を長く維持できます。
歯磨き指導
歯科医院では、お子さまと保護者の方に向けた歯磨き指導も行っています。
お子さまへの歯磨き指導はもちろん、仕上げ磨きの力加減や磨き方のコツ、歯ブラシやデンタルフロスの選び方など、ポイントをわかりやすくお伝えします。
専門的な指導を受けることで、仕上げ磨きの質が高まり、お子さま自身も歯磨きへの意識が高まるでしょう。
「神澤歯科医院」はお子さまのお口の健康をサポートします

加須市の神澤歯科医院では、お子さまの成長にあわせたむし歯予防や歯磨き習慣づくりをサポートしています。
はじめてのお子さまも歯医者が楽しくなるような診療を心がけていますので、お気軽にご来院ください。
院内はバリアフリー設計ですので。ベビーカーをご利用の方もそのままお入りいただけます。
当院は、東武伊勢崎線「加須駅」、加須循環バス「加須駅南口停留所」からそれぞれ徒歩2分とアクセスしやすい歯医者です。
20台分の駐車場も完備しており、お車でもお越しいただけます。
