Column コラム

【加須市の歯科医院】妊娠すると歯周病にかかりやすい?~妊婦さんの口腔ケア~

こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

 

新しい命を授かるということは、この上ない幸せですよね。
お腹の赤ちゃんの健康を願いながら、生活や食事に気をつける方も多いでしょう。

 

けれども、妊娠中はお母さんのお口の中にも目を向けることが重要です。
歯ぐきが腫れたり、歯みがきのときに血が出たりしていませんか?
それは、妊娠中に起こりやすい歯周病のサインかもしれません。

 

このコラムでは、妊娠と歯周病の関係を解説します。
赤ちゃんと母体の健康を守るためにも、妊娠中の歯周病に注意しましょう。

 

神澤 紀雄 院長
神澤 紀雄 院長

神澤 紀雄 院長

日本大学松戸歯学部 卒業

医院名:神澤歯科医院
所在地: 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41

 

 

妊娠中は歯周病に注意が必要!

妊娠中は、歯周病のリスクが増加するため注意が必要です。
歯周病は、磨き残した歯垢(プラーク)中に含まれる細菌によって、歯ぐきに炎症が生じる病気です。
症状が進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)まで炎症が広がり、歯が抜け落ちてしまうこともあります。

 

近年、歯周病とさまざまな病気の関連性が指摘されているのです。
これは歯周病菌が作り出す炎症性物質が、血液によって全身に運ばれることが原因と考えられています。
特に、妊娠中の方が歯周病にかかってしまうと、母体のみならずお腹の赤ちゃんにも悪影響を及ぼす可能性があるため、予防が非常に重要です。

 

 

妊娠すると歯周病になりやすい理由

なぜ、妊娠すると歯周病にかかりやすくなるのでしょうか?
ここでは、その理由を二つの要因にわけて解説します。

 

【理由1】ホルモンバランスの変化

女性が妊娠すると体内のホルモンバランスが変化しますが、一部のホルモンが歯周病と密接に関係しているのです。

 

エストロゲン

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、子宮内膜を厚くする作用などがあり、妊娠に重要な役割を果たします。

 

一方、エストロゲンには、歯周病菌の増殖を促進させる働きもあるのです。
妊娠中はエストロゲンの分泌量が増加するため、お口の中で細菌が繁殖しやすくなり、歯周病にかかりやすくなります。

 

プロゲステロン

プロゲステロンは、女性ホルモンの一種です。
プロゲステロンもエストロゲンと同じように、妊娠にともない分泌量が増加します。
プロゲステロンは炎症のもとを刺激する作用があり、歯ぐきの炎症である歯周病のリスクを高めるのです。

 

【理由2】つわりによる影響

つわりは、一般的に妊娠5~6週ごろ現れます。
つわりの症状には個人差がありますが、食欲不振や吐き気などによって、歯磨きがつらいという方も多いでしょう。
歯磨きが不十分になると、お口の中に歯垢が蓄積してしまい、歯周病にかかりやすくなるのです。

 

しかしながら、体調が優れないときに無理をしてしまうと、妊娠中の身体に負担がかかってしまいます。
歯磨きが難しい場合は、水でお口を軽くゆすぐなど、可能な範囲でお口の中を清潔に保ちましょう。

 

つわりは、妊娠12週ごろに落ち着くことが一般的ですので、体調が安定したらお口のケアを意識的に行ってください。
また、歯科検診を受けることで、磨き残した汚れを丁寧に取り除き、歯周病の早期発見、予防につなげることができます。

(参考:厚生労働省|働く女性の心とからだの応援サイト「母性健康管理に関する用語辞典」つわり より)>

 

 

歯周病による母体・胎児への影響とは?

歯周病はお口の中の病気ですが、その影響はお口の中だけにとどまりません。
歯周病菌が産生した炎症性物質が血液を介して全身を巡り、さまざまな病気を引き起こすのです。

 

特に、妊娠中の歯周病は、母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、二つのリスクを見てみましょう。

 

1.早産のリスク

妊娠37~41週での出産を正期産というのに対して、妊娠22~36週で出産した場合を早産と呼びます。
早産のリスクを高める要因はさまざまなものがありますが、歯周病もそのうちの一つです。

 

歯周病菌は、増殖する過程で炎症性物質を産生します。
この炎症性物質がお口から血流にのって子宮に達することで、子宮の収縮を誘発することがわかっているのです。

 

そのため、妊娠中に歯周病を放置すると、2倍以上早産のリスクが増加します。
お腹の中の赤ちゃんの健康を守るためには、お母さんの歯周病予防が欠かせません。

(参照:厚生労働省|妊産婦における 口腔健康管理の重要性「早産・低体重児出産のエビデンス」p5より)>

 

2.低出生体重児の出産リスク

低出生体重児とは、出生時の体重が2500g未満の赤ちゃんをさし、未熟児と呼ばれることもあります。
発育が十分ではない低出生体重児は、出生後に医療的なケアが必要なことも少なくありません。

 

早産と同様に、低出生体重児も歯周病に影響を受けることが指摘されています。
妊婦の歯周病は、低出生体重児の出産リスクを2.2倍高めるというデータがあるのです。

(参照:厚生労働省|妊産婦における 口腔健康管理の重要性「早産・低体重児出産のエビデンス」p5より)>

お腹の中で赤ちゃんがすこやかに成長できるよう、妊娠中は歯周病予防を心がけましょう。
セルフケアはもちろん、無理のない範囲で歯科検診を受けることも重要です。

 

 

妊娠中に歯科検診を受けるメリット

妊娠中は心身に変化が現れるため、お口のケアが十分に行き届かないこともあるでしょう。
このような時期こそ、歯科検診を受けることで歯や歯ぐきの健康を維持することが大切です。

 

歯科検診では、母体への負担を考慮しながら、無理のない範囲でお口のケアを行います。
妊娠中の歯科検診によってお口をメンテナンスすることで、次にあげるさまざまなメリットが得られるのです。

・歯周病やむし歯の早期発見・早期治療
・セルフケアで落としきれない汚れの洗浄
・妊娠中の体調にあわせたセルフケアのアドバイス

歯科検診によって歯周病を効率的に予防することで、早産や低出生体重児などのリスクを下げることにつながります。
ただし、妊娠中の歯科検診は、妊婦さん特有の注意事項もあるため、治療前に妊娠していることを忘れずにお伝えください。
検診の際には、妊婦さんの体調に配慮しながら処置を進めます。

 

 

妊婦さんに配慮した当院の衛生管理

当院は、患者さまの健康はもちろん、お腹の赤ちゃんの健康も考え、院内の衛生管理を徹底している歯科医院です。
「器具・空気・水」の三つのポイントにわけて、当院での取り組みをご紹介します。

 

1.器具の洗浄・滅菌

治療による院内感染を防ぐために、患者さまごとに滅菌済みの器具を使用しています。
当院では、治療に使用した器具は超音波洗浄器でよごれをきれいに落としたあと、滅菌器を用いて高圧蒸気滅菌をしています。

 

高圧蒸気滅菌は、歯周病やむし歯の原因菌はもちろん、ウイルスも死滅させることが可能です。
滅菌の前に器具を一つ一つ滅菌パックに入れていますので、滅菌後は次回使用時まで清潔な状態が維持されます。

 

また、手袋やエプロンなど、滅菌できないものに関しては、使い捨ての製品を導入していますので、患者さまごとに新しいものをご用意いたします。

 

2.空気の清浄

当院では、院内の空気の清浄にも気を配っています。
弱酸性の次亜塩素酸水を超音波で噴霧する装置を導入しており、空気中の細菌やウイルスに除菌効果を発揮します。
低濃度の次亜塩素酸水を使用していますので、塩素のにおいも気にならず、肌に触れても問題ありません。

 

また、診療室には、治療で発生する粉塵を吸引する「口腔外バキューム」を設置しています。
歯科治療では、唾液や血液、削った歯の粒子など、さまざまなものが飛び散りますが、口腔外バキュームで瞬時に吸い込むことで、空気の汚染を予防するのです。

 

3.水へのこだわり

水は手洗いやうがい、あらゆる処置に使用するため、歯科治療には欠かせません。
水は、患者さまのお口から身体に入るものですので、特に衛生管理に力を入れています。

 

当院では、特殊な給水システムを導入しており、水道水から洗浄・除菌作用のある水を生成しています。
この特殊な水は、シンクはもちろん各診療台にも供給していますので、治療ユニット内を清潔に保つことができるのです。

 

また、殺菌効果の高い水でうがいをすることで、お口の中を効率的に洗浄することもできます。
歯周病菌にも効果が期待できますので、妊婦さんの歯周病予防にも有効です。

 

 

妊娠中のお口のメンテナンスは「神澤歯科医院」まで

妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりなどの影響によって、歯周病にかかりやすくなります。
妊婦さんの歯周病は、早産や低出生体重児のリスクを上げる可能性もあり、毎日のメンテナンスと定期的な歯科検診が欠かせません。

 

加須市の神澤歯科医院は、バリアフリー設計ですので、妊婦さんも通いやすい歯医者です。
WEB予約にも対応していますので、体調のよい時期にあわせてご来院ください。
当院は、東武伊勢崎線「加須駅」、加須循環バス「加須駅南口停留所」からそれぞれ徒歩2分と公共交通機関でのアクセスが便利です。
20台分の駐車場も完備していますので、お車でもご来院いただけます。

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