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こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。
お口の健康を保つためには、歯磨きなどのセルフケアが欠かせません。
とはいえ、自己流の磨き方では、磨き残しが生じてしまうこともあるでしょう。
歯科医院の定期検診では、お口のクリーニングなどだけでなく、セルフケアに関するアドバイスも行っています。
むし歯や歯周病を予防するためにも、自分に合ったセルフケア方法を知ることで、お口の健康を維持しましょう。
このコラムでは、「セルフケア(歯磨き)のポイント」と「歯科医院で受けられるサポート」についてご紹介します。

神澤 紀雄 院長
日本大学松戸歯学部 卒業
歯磨きの目的の一つとして、むし歯や歯周病の予防が上げられます。
これらの病気は、初期の自覚症状が出にくいため、気づいたときには重症化していることもめずらしくありません。
むし歯や歯周病から大切な歯を守るためにも、セルフケアの役割と予防のポイントをしっかり押さえておきましょう。

むし歯や歯周病の原因は、磨き残した歯垢(プラーク)の中で増殖した細菌です。
「歯垢(プラーク)」とは、食べカスに細菌が繁殖してできる白くネバついた汚れの塊で、歯と歯の間や奥歯のみぞなどにたまりやすい特徴があります。
歯垢1mgの中には1億個以上の細菌が含まれており、この細菌が酸を出して歯の表面を溶かしたり、毒素によって歯ぐきに炎症を起こしたりするのです。
(参考:厚生労働省|生活習慣病などの情報「歯周病とは」より)>
また、放置された歯垢は唾液中のカルシウムなどと結合することで、硬い歯石へ変化します。
歯石は非常に硬く歯にこびりついてしまうため、歯磨きで取り除くことはできません。
歯石の付着を予防するためにも、毎日の歯磨きでしっかりと歯垢を除去することが大切です。

厚生労働省の調査によると、歯を失う原因のトップ2がむし歯と歯周病です。
むし歯と歯周病を合わせると、抜歯の原因の7割近くを占めています。
(参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「歯の喪失の原因」より)>
歯を失ってしまうと、ものを噛む力が弱まってしまいます。
実際に、「何でも噛んで食べることができる」という人の割合は、20本以上歯がある場合は9割程度ですが、19本以下の場合は5割程度まで減少してしまうのです。
(参照:厚生労働省|生活習慣病などの情報「8020運動とは」 より)>
健康寿命を伸ばすためには、何でも噛んで食べられるお口の状態を保つことが欠かせません。
そのためには、毎日の歯磨きを通じて、むし歯や歯周病を予防することが重要です。

毎日歯を磨く習慣は多くの方が持たれているでしょうが、意外と汚れを落とせていないことがあります。
ここからは、歯磨きの質を高めるために押さえておきたい、4つのポイントを見てみましょう。
一般的には、ヘッドが小さめの歯ブラシの方が奥歯や細かい部分にも届きやすく、お口全体を効率よく磨けるとされています。
また、歯ブラシの毛先が硬すぎると、歯の表面や歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。
歯ブラシの持ち方一つで、磨き方や力加減に差が出ることがあります。
大人の場合は、ついつい強い力で歯を磨きがちです。
力が入り過ぎると歯の表面や歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあるため、鉛筆持ちのように軽く握る方法が適しています。
鉛筆持ちであれば、手首をやわらかく動かせるため、必要以上に力が入らず、細かい部分も丁寧に磨きやすくなるのです。
むし歯と歯周病の予防に適したブラッシング方法をご紹介します。
歯ブラシの毛先は、小刻みに動かすようにしてください。
・歯の表面に歯ブラシの毛先を直角に当てる
・歯ブラシの毛先を45度にして歯と歯ぐきの境目に当てる
・歯の裏側に歯ブラシの毛先を直角に当てる
・歯ブラシの毛先を45度にして奥歯の裏側と歯ぐきの境目に当てる
・前歯の裏側を磨く際は歯ブラシを縦に使用する
・奥歯の噛む面に歯ブラシの毛先を垂直に当てる
歯ブラシは消耗品であるため、定期的に交換しなければ清掃効果が落ちてしまいます。
交換頻度の目安は、一般的に1ヶ月に1回、少なくとも3ヶ月に1回は交換しましょう。
歯ブラシの毛先が開いてきたと感じたら、交換のタイミングです。
毎日のセルフケアをより効果的に行うためには、歯科医院でのアドバイスが大きな助けになります。
ここからは、歯科医院で受けられる代表的なセルフケア指導についてご紹介します。

ここまでで解説した歯磨きのポイントは、あくまでも一般的なものです。
しかしながら、歯並びやお口の環境は十人十色であるため、磨き残ししやすい場所も異なります。
歯科医院では、歯科医師や歯科衛生士が患者さまお一人お一人に適した歯磨き方法のアドバイスを行っております。
また、必要に応じて磨き残しをチェックする薬液を使用することで、磨き残し部分を患者さまご自身に見ていただくことも可能です。
自分の磨き癖や磨き残しが多い部位を認識することで、より効率的なブラッシング方法が身につきます。

歯磨きはセルフケアの基本ですが、歯ブラシだけでは細かい汚れを落としきれません。
特に、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、6割程度の歯垢しか取り除けないのです。
歯と歯の間の汚れを効率よく落とすためには、歯間ブラシやデンタルフロスが役に立ちます。
これらの清掃用具を活用することで、歯と歯の間の歯垢は8割以上取り除くことができます。
(参照:新潟市公式ホームページ|正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう より)>
歯間ブラシやデンタルフロスを使用したことがないという方は、お気軽にご相談ください。
患者さまに合った製品の選び方や正しい使用方法をわかりやすくお伝えいたします。

むし歯や歯周病を予防するには、毎日のセルフケアと歯科医院でのプロケアの両方が欠かせません。
どれだけ丁寧に歯を磨いていたとしても、セルフケアだけですべての汚れを落としきることは困難です。
特に、歯と歯の間や奥歯の裏側などは、どうしても磨き残しが生じてしまいます。
また、親知らずの周辺も清掃が難しいため、トラブルが多い場所なのです。
これらの部分にたまってしまった細かい歯垢や歯石から、むし歯や歯周病にかかってしまうリスクがあります。
毎日丁寧な歯磨きを心がけることはもちろんですが、定期的に歯科医院で落としきれなかった汚れをきれいに取り除いてもらいましょう。
歯医者の定期検診では、次に紹介する処置を行うことで、お口の健康をサポートします。
初期のむし歯や歯周病には、痛みや腫れといった自覚症状がほとんどないという、厄介な特徴があります。
自分では早期に発見することが難しいため、定期的にプロによるチェックを受ける必要があるのです。
歯科検診では、歯や歯ぐきの状態を丁寧にチェックし、必要があれば早期に治療することができます。
たとえお口にトラブルが起きていたとしても、重症化する前に対応することで、歯を失うリスクを下げることにつながるでしょう。
お口の中には、毎日の歯磨きでは落としきれない汚れが少しずつたまっていきます。
歯科医院では、専用の器具や薬剤を使用することで、細かい汚れも徹底的に取り除くことが可能です。
歯磨きでは落とせない歯石や細菌の塊であるバイオフィルムはもちろん、着色汚れの除去にも効果があります。
プロのクリーニングによって歯の表面がツルツルに仕上がることで、汚れの再付着を防ぐ効果も期待できるでしょう。
フッ化塗布は子どもに行うイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、フッ化物は永久歯に対してもむし歯の予防化効果があるのです。
クリーニングによってピカピカになった歯の表面に高濃度のフッ化物を塗ることで、歯質が強化されむし歯菌に対する抵抗力が高まります。
フッ素塗布によるむし歯予防効果は、次の通りです。
・歯質を強化してむし歯への抵抗力を高める
・再石灰化の促進によって初期むし歯を修復する
・むし歯菌の増殖を抑える

むし歯や歯周病を予防するためには、歯磨きなどのセルフケアと歯科医院でのプロケアを両立させることが大切です。
加須市の神澤歯科医院は、親子3代にわたって地域の皆さまのお口の健康をサポートしてきました。
当院では、診療台のモニターを使ったわかりやすい説明によって、患者さまお一人お一人に合わせた予防ケアを提供しています。
むし歯や歯周病から歯を守りたいという方は、お気軽に当院の歯科検診にお越しください。
当院は、加須駅から徒歩2分とアクセスしやすい歯医者です。
駐車場も20台分完備しているため、お車でもお越しいただけます。
2025.06.17 [火]
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