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【予防・クリーニング】歯医者のフッ素塗布がむし歯予防に効果的な5つの理由

【予防・クリーニング】歯医者のフッ素塗布がむし歯予防に効果的な5つの理由

こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

「毎日歯磨きをしっかりしているのに、むし歯になりやすい」
このように感じることはありませんか?

むし歯予防の基本は毎日の歯磨きですが、リスクを減らすために有効な方法の一つに、歯科医院で行う「フッ素塗布」があります。
フッ素塗布は大人から子どもまで、幅広い世代の方に対してむし歯予防効果が実証されているのです。

ここでは、「フッ素塗布がなぜむし歯予防に効果があるのか」また「自宅でもできるフッ化物入り歯磨き粉の活用法」について解説します。

神澤 紀雄 院長
神澤 紀雄 院長

神澤 紀雄 院長

日本大学松戸歯学部 卒業

医院名:神澤歯科医院
所在地: 〒347-0045
埼玉県加須市富士見町7−41

フッ素塗布でむし歯予防~5つの効果~

フッ素塗布とは歯科医院で行うむし歯予防法の一種で、フッ化物が含まれた薬剤を歯の表面に塗布します。
フッ化物のおもな成分は、リン酸酸性フッ化ナトリウムとフッ化ナトリウムであり、フッ素は土壌や海水など自然界に広く存在していて、私たちが日常的に口にする農産物にも含まれているものです。
フッ素塗布に関する研究は50年以上の歴史があり、その有効性と安全性が実証されています。
現在では、世界の約120ヶ国でむし歯予防に利用されており、WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)なども利用を推奨しているのです。

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物利用〈概論〉」より)>

ここからは、フッ素塗布の具体的なむし歯予防効果を5つご紹介します。

1.歯のエナメル質を強化する

フッ化物が歯のエナメル質に取り込まれると、エナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトという物質を変化させます。
そして、フルオロアパタイトやフッ化ハイドロキシアパタイトと呼ばれる、むし歯菌の酸に溶けにくい物質を作るのです。
この働きによって歯のエナメル質が強化され、むし歯への抵抗性が向上する効果が期待できます。

2.むし歯菌の働きを抑える

フッ化物には、むし歯菌の活動を抑える働きがあります。
むし歯菌はお口の中の糖分を分解して酸を作り出して歯を溶かしますが、フッ化物はこの酸の産生を抑制するのです。
フッ化物の効果でむし歯菌の代謝が抑制されることで、むし歯菌の増殖を防ぐことにつながります。

3.初期むし歯を修復する

食事などで糖分がお口に入ると、むし歯菌が糖を分解する過程で酸を産生します。
この酸によって、歯の表面からカルシウムやリン酸などのミネラルが溶け出す現象が「脱灰」です。

一方、歯には「再石灰化」と呼ばれる修復機能があります。
唾液によってむし歯菌の酸を中和し、溶け出したミネラルをエナメル質に戻すことができるのです。
この脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまうと、エナメル質が溶け出した部分からむし歯になってしまいます。

フッ化物には、唾液中に溶け出したミネラルの再吸収を促し、歯の再石灰化を促進させる効果があります。
脱灰が進んだ歯は表面が白くにごった状態になりますが、フッ素塗布によってこのような「初期むし歯」を修復できる可能性があるのです。

4.子どもの歯をむし歯から守る


子どもの乳歯や生えたばかりの永久歯は、エナメル質が薄いという特徴があります。
そのため、子どもは大人にくらべてむし歯になりやすく、症状の進行がとても早いのです。
厚生労働省によると、8~9歳の60~70%程度がむし歯にかかった経験があることがわかっています。

(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」より)>

大切なお子さまをむし歯から守るためにも、歯科医院のフッ素塗布を活用しましょう。
とはいっても、フッ素塗布は1回受けてもむし歯予防効果は得られません。
乳幼児にフッ素塗布を継続した場合、むし歯を半分程度に減少させたという報告があります。

特に、乳歯のむし歯は、将来生えてくる永久歯の健康にも大きく影響します。
日ごろからの仕上げ磨きはもちろん、フッ素塗布は年に2回以上、定期的に受けるようにしましょう。

(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」より)>

5.大人のむし歯予防にも効果的

フッ素塗布による永久歯のむし歯予防効果は、2~3割程度と報告されています。
このように定期的なフッ素塗布は、子どもだけではなく大人にもむし歯のリスクを下げる効果が期待できるのです。


(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」より)>

また、歯ぐきは年齢とともに下がってしまう傾向があり、歯の根元が露出する面積が増えてしまいます。
歯の根元はエナメル質よりもやわらかいセメント質という物質で覆われているため、むし歯になりやすい場所です。
フッ素塗布は大人がかかりやすい、歯の根元のむし歯予防にもつながります。

特に、年齢を重ねると唾液の分泌量が減ることで、お口の中の自浄作用が低下し、むし歯菌が増殖しやすい環境になってしまいます。
定期的にフッ素塗布を受けることにより、むし歯に負けない歯をめざして、健康な口腔環境を維持しましょう。

歯医者のフッ素塗布~処置の流れとポイント~

歯医者のフッ素塗布がどのように行われるのか、処置の流れとポイントをご紹介します。

フッ素塗布はどうやるの?

フッ素塗布の流れは、次の通りです。

1.むし歯・歯周病をチェックする

2.歯をクリーニングする

3.フッ化物を塗布する

フッ素塗布の前には、お口のチェックやクリーニングなどを行います。
処置前に歯をクリーニングすることで、より効率的にフッ化物が浸透しやすくなるのです。

フッ素塗布には溶液やジェル状の薬剤を使用し、歯科医師や歯科衛生士が丁寧に塗っていきます。
フッ素塗布に使用する薬剤は健康への影響はないため、飲み込んでも問題ありません。
ただし、処置後30分程度は飲食やうがいを控えるようにしてください。

フッ素塗布の適切な頻度は?

フッ素塗布は1回受けただけでは十分な効果が期待できないため、一般的に3~6ヶ月に1回程度の頻度で継続することが推奨されます。
ただし、むし歯のリスクは患者さまごとに異なるため、歯科医師と相談しながら適切な頻度のアドバイスを受けるとよいでしょう。

フッ素塗布の対象年齢は?

フッ素塗布は子どもから大人まで、幅広い年齢層の方が対象です。
特に、子どもはむし歯のリスクが高いため、小さいころから定期的に受けることをおすすめします。
乳歯は生後6ヶ月ごろから下の前歯が生えはじめるので、この時期から定期的に歯医者に通う習慣を作るとよいでしょう。
ぜひご家族皆さまで、当院の定期検診にお越しください。

自宅で行うむし歯予防~フッ化物入り歯磨き粉~

歯科医院のフッ素塗布に加えて、日々の歯磨きを見直すことで、より効率的にむし歯のリスクを減らすことができます。
中でも、「フッ化物入り歯磨き粉」を活用することは、歯の健康維持に効果的な方法の一つです。

フッ化物入り歯磨き粉はむし歯予防になる?

市販されている歯磨き粉の一部には、フッ化物が含有されています。
フッ化物入り歯磨き粉を日常的に使用することで、約24%のむし歯予防効果があるとわかっているのです。
毎日行う歯磨きにフッ素をうまく活用して、むし歯に負けない強い歯をめざしましょう。


(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物配合歯磨剤」より)>

歯医者のフッ素塗布との違い

歯医者のフッ素塗布と市販のフッ化物入り歯磨き粉の違いは、含有されるフッ化物の濃度にあります。
市販のフッ化物入り歯磨きに含まれるフッ化物濃度は、約1500ppmF以下と定められています。
一方、歯医者で使用する薬剤に含まれるフッ化物濃度は、約9000ppmFと約6倍も高いのです。

フッ化物によるむし歯予防効果は濃度に依存することがわかっているため、より濃度が高いフッ素塗布の方がより高い予防効果が期待できます。

フッ化物入り歯磨き粉の適切な使い方

フッ化物入り歯磨き粉を使用した歯磨きを、1日2回を目安に行いましょう。
特に、寝ている間はお口の中が乾燥することで、むし歯菌が増えやすい環境です。
そのため、就寝前の歯磨きは歯磨き粉を使用して、より丁寧に行うことでむし歯を予防する必要があります。

また、フッ化物入り歯磨き粉は、年齢に応じた適量がありますので、次の使用量を目安にしてください。

生後6ヶ月ごろ~2歳

フッ化物濃度が900~1000ppmF程度の低濃度の歯磨き粉を選びましょう。
歯磨き粉の量は、米粒程度(約1~2mm)で十分です。

3~5歳

2歳までと同じように低濃度の歯磨きを選び、歯ブラシに5mm程度出すと適量です。

6歳~大人

6歳からは大人と同様にフッ化物濃度が1400~1500ppmF程度の歯磨き粉を選びましょう。
歯磨き粉は歯ブラシ全体に行き渡る量(約15~20mm)が必要です。

(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物配合歯磨剤〈表.フッ化物配合歯磨剤の年齢別応用量と使用方法〉」より)>

「神澤歯科医院」の定期検診でむし歯のない健康な歯に

加須市の【神澤歯科医院】は、予防・クリーニングに力を入れている歯医者です。
大切な歯をむし歯から守るために、子どもから大人まで幅広い世代の方に、フッ素塗布を提供しています。

バリアフリー設計の院内は、ベビーカーや車いすをご利用の方でもスムーズにお入りいただけます。
当院は、親子3代にわたって「地域のかかりつけ歯科医院」として、皆さまのお口の健康をサポートしています。
ぜひご家族皆さまの歯の健康維持に、当院の歯科検診をご活用ください。

当院は、東武伊勢崎線「加須駅」または加須循環バス「加須駅南口停留所」からそれぞれ徒歩2分の歯医者です。
駐車場も20台分ご用意しておりますので、お車でもお越しいただけます。


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