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小児歯科

【小児歯科】乳歯がむし歯になりやすいってホント?仕上げ磨きのポイントも解説

【小児歯科】乳歯がむし歯になりやすいってホント?仕上げ磨きのポイントも解説

こんにちは。
加須市の神澤歯科医院です。

「子どもの歯がむし歯にならないか心配……」
このようなお悩みをお持ちの保護者の方は多いでしょう。
じつは、子どもの歯は大人の歯とくらべてむし歯になりやすいため、注意が必要なのです。

このコラムでは、乳歯がむし歯になりやすい理由や、仕上げ磨きの重要性、さらに仕上げ磨きのポイントについて解説します。

乳歯はむし歯に注意!3つの理由を解説

乳歯は永久歯よりもむし歯になりやすいため、小さいころから予防を意識する必要があります。
乳歯がむし歯になりやすい理由は、おもに次の3点です。

【理由1】エナメル質が薄く歯質がやわらかい

乳歯は歯の表面のエナメル質が、永久歯の半分程度の厚さしかありません。
また、生えてから間もない歯はやわらかく、十分に硬くなるまでに2~4年程度かかります。
そのため、子どもの歯はむし歯菌が出す酸によって溶けやすく、むし歯が進行しやすいのです。

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」より)>

【理由2】歯磨きが不十分になりがち

小さな子どもは自分で歯を磨くことが難しいため、磨き残しができがちです。
奥歯や歯と歯の間など、細かい部分は特に磨きにくく、むし歯のリスクが高まります。

仕上げ磨きが不十分な場合も同様で、歯垢(プラーク)が残ったままになりやすいため、子どものむし歯予防には保護者のサポートが欠かせません。

【理由3】間食が多いなど食生活の影響

乳幼児の時期は、1日3回の食事では補いきれないエネルギーを、おやつなどの間食で補う必要があります。
そのため、食事の影響でお口の中が酸性に傾く時間が長くなり、むし歯のリスクが高まる可能性があるのです。

また、年間の砂糖消費量と12歳の子どもにおける平均のむし歯数は、昭和30年代から約30年間にわたり強い関連があったという報告があります。
甘いおやつは食べる量やタイミングに気をつけることで、しっかりとむし歯を予防することが重要です。


(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「甘味(砂糖)の適正摂取方法」より)>

乳歯のむし歯の特徴と予防のポイント

乳歯のむし歯の特徴と、予防のポイントを解説します。

乳歯のむし歯の特徴

乳歯のむし歯は、永久歯のむし歯とは異なる特徴を持っています。

【特徴1】永久歯のむし歯よりも進行が早い

乳歯は歯の表面のエナメル質が薄く、むし歯の進行が早いという特徴があります。
気付いたときには、むし歯が神経まで達していることもめずらしくありません。

歯と歯の間や奥歯の溝にできたむし歯は、日々の仕上げ磨きなどで見逃してしまう可能性もあります。
そのため、定期的に歯科検診を受けることで、むし歯を早期発見、早期治療することが重要です。

【特徴2】歯の表面が白く濁ることが多い

乳歯のむし歯は、初期段階では歯の表面が白く濁る傾向があります。
これは歯の表面が、むし歯菌の作り出す酸によって「脱灰」を起こし、溶け始めている証なのです。
この段階ではほとんど痛みや違和感がないため、放置しておくと知らぬ間にむし歯が進行してしまう危険性があります。

しかし、初期段階のむし歯であれば、適切なケアやフッ素塗布によって修復することも可能です。
歯の白い濁りが気になった際は、早めに当院までご相談ください。

乳歯のむし歯予防のポイント

乳歯のむし歯を予防するためには、日常生活の中で次のポイントを意識することが重要です。

食生活を見直す

砂糖が含まれる甘いおやつの量を減らすことに加えて、食べる回数を減らすことがむし歯予防に効果があることがわかっています。
バランスのとれた食事はもちろん、おやつの食べ方も次の点に注意しましょう。

・10時、3時など食べる時間を決める
・ダラダラ食べをしない
・砂糖だけでなく、果物など自然の甘味も味わう


(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「甘味(砂糖)の適正摂取方法」より)>

歯磨きを習慣化する

むし歯予防の基本は、子どもも大人も毎日の歯磨きです。
小さいころから親子で歯磨きをする習慣を作ることによって、将来お子さまがむし歯になるリスクを抑えることにもつながります。

乳幼児のお子さまはもちろん、小学生くらいでもお子さま一人でしっかり磨くことは難しいでしょう。
お子さまが小さいうちは、保護者の方が丁寧に仕上げ磨きをすることで、お子さまをサポートする必要があるのです。
ここからは、仕上げ磨きのポイントをわかりやすく解説します。

仕上げ磨きのポイント

仕上げ磨きに関するポイントを4つご紹介します。

【ポイント1】仕上げ磨きを始めるタイミング

仕上げ磨きは、乳歯が生え始めたころ(生後6ヶ月ごろ)から始めるのが理想的です。
最初から完璧に磨く必要はありませんから、まずは歯磨きに慣れることから始めましょう。
歯ブラシを嫌がる場合は、しぼったガーゼなどで歯を拭くことから始めることも効果的です。

生えたばかりの乳歯は、特に歯質がやわらかくむし歯になりやすいため、やさしく丁寧に仕上げ磨きを行います。

また、6歳ごろから乳歯が永久歯に生え変わり、歯並びがデコボコになって歯磨きが難しくなります。
乳歯と永久歯が混在する時期もむし歯のリスクが高くなるため、永久歯が生えそろう12歳ごろまでは仕上げ磨きを続けるとよいでしょう。

【ポイント2】仕上げ磨きの際の姿勢

仕上げ磨きの際は、お子さまを安定した姿勢にすることで、奥歯や歯の裏側といった細かい部分までしっかりと磨くことができます。
お子さまが小さいうちは、膝の上に仰向けに寝かせると姿勢が安定します。
また、お子さまが立てるようになってからは、後ろからお子さまの頭を腹や脇で固定する体勢がおすすめです。

歯ブラシの動かし方

仕上げ磨きでは、力の入れすぎに注意し、歯ブラシを小刻みに動かしましょう。
特に、歯と歯ぐきの境目や前歯の裏側、奥歯の溝など、汚れが溜まりやすい箇所は丁寧に磨くことが重要です。
また、歯を磨く順番を決めておくと、磨き残しを防ぐことができます。

デンタルフロス・歯間ブラシの活用

乳歯は歯と歯のすき間が比較的広いため、歯ブラシだけで効率よく汚れを落とすことができます。
しかし、4歳ごろからは歯が動き始めることで歯と歯のすき間が狭くなるのです。
歯のすき間が狭くなってきたと感じたら、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことを検討しましょう。
子どもに合った清掃補助用具がわからないという方は、当院までご相談ください。

歯科検診で受けられるむし歯予防法

むし歯を予防するためには、ご自宅でのケアに加えて、歯医者での定期検診が欠かせません。
ここからは、当院の歯科検診で受けられる予防法をご紹介します。

歯のクリーニング

歯科医院で行う歯のクリーニングでは、歯磨きでは落としきれない歯垢(プラーク)や歯石を取り除きます。
当院では、お子さまのペースに合わせて丁寧に歯のケアをしますので、無理にお口を開けさせるようなことはありません。

フッ素塗布

フッ素塗布に使用するフッ素は、自然界に存在する天然の素材です。
歯科医院のフッ素塗布には、次のようなむし歯予防効果があります。

・初期のむし歯を修復する
・むし歯菌の酸から歯を守る
・むし歯菌の活動を抑制する

フッ素塗布を乳幼児に定期的に実施した場合、むし歯をほぼ半減させたという報告があります。
フッ素塗布は1回受けただけでは効果は得られないため、年2回以上定期的に受けるようにしましょう。


(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」より)>

シーラント

シーラントは、奥歯の溝を歯科用のプラスチックで埋める予防法です。
奥歯は食べものが詰まりやすく、ブラッシングだけでは汚れを完全に落とすのが難しい部位です。
シーラントで奥歯の溝を埋めることで、汚れが溜まりにくくなり、むし歯のリスクを軽減できます。

ただし、シーラントは徐々にはがれることがあるため、定期検診でシーラントの状態を確認し、必要に応じて補修を受ける必要があります。

乳歯のむし歯を予防してお子さまの健康を守りましょう

乳歯はむし歯になりやすいため、日々のケアと歯科医院のプロケアでしっかりと予防しましょう。
加須市の【神澤歯科医院】は、親子三代にわたって地域の皆さまのお口の健康づくりを支えております。
フッ素塗布やシーラントなど、さまざまな処置によって大切なお子さまをむし歯から守るサポートをします。

当院は、東武伊勢崎線「加須駅」、加須循環バス「加須駅南口停留所」からそれぞれ徒歩2分とアクセスしやすい歯医者です。
駐車場は20台分完備しております。
院内はバリアフリー設計ですので、ベビーカーをお使いの方もそのままお入りいただくことが可能です。
WEB予約にも対応しておりますので、お気軽にご来院ください。

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