加須市加須駅にある歯科医院の神澤歯科医院です。

虫歯になりやすいと感じたことはありますか？

これは虫歯菌の中でも悪さをする『ミュータンス菌』の影響です。
ミュータンス菌の量が多いと虫歯になりやすくなってしまうのです。

このミュータンス菌がお口の汚れである『歯垢(プラーク)』を住みかにして、食事の糖を取り込んで『酸』を出して歯を溶かします。

そして、酸を出し続けていると、歯が脱灰という状態になり、進行すると虫歯になってしまうのです。

ただ、歯には『再石灰化』といって、唾液が酸を中和して脱灰された歯を修復する働きがあります。
このバランスが取れている間は虫歯にならないのですが、バランスが崩れてしまうと虫歯になってしまうのです。

• 磨き残しがある

食事や間食をする度に虫歯菌は、糖分を取り込んで、酸を作り出してしまいます。
そのため、間食をする回数が多いと『酸』を作り出す頻度が多くなってしまい、唾液が『再石灰化』をする前に脱灰を繰り返して虫歯になってしまいます。

そうならない様に、間食を控えることが大切です。
また、糖分の入っている飲料水も頻繁に飲むことで虫歯になりやすい環境になってしまうので気をつけましょう。

• 歯の質が弱い

歯の質が弱いと虫歯菌が出す酸に溶かされて虫歯になりやすくなってしまいます。

そのため、虫歯にならない様に歯の質を強くする必要があります。
歯を強くするには『フッ素』が効果的です。

『フッ素』は歯磨き粉にも含まれているものが多いですが、濃度が高い高濃度のものが効果を期待できます。

また、歯科医院で塗布する『フッ素』も自宅で使用するものより高濃度で、自宅でのケアで足りない部分がないか確認することも出来るのでおすすめです。

• 酸の生成を防ぐ

フッ素は虫歯菌が作りだす酸に強いため、歯ブラシで落とすことが出来なかったプラークの中の虫歯菌の働きを弱めて、酸が作られるのを抑えることができます。

• 歯科医院で塗布するフッ素

歯科医院で塗布するフッ素は自宅で使用する歯磨き粉に含まれているフッ素に比べると9000ppmと濃度が高く、歯の強化に効果を期待することが出来ます。
また、濃度が高いので、1度塗布すると３か月間期間を空けないと再度塗布することができません。

そして、フッ素を塗布する前にクリーニングをして、プラークをしっかりと除去してから磨き残しがない様にしていくので、その点からも虫歯予防を期待することが出来ます。

また、歯科医院で塗布する『フッ素』も自宅で使用するものより高濃度で、自宅でのケアで足りない部分がないか確認することも出来るのでおすすめです。